大山倍達総裁は「武道は人間を救うものである」と生前よく言われた。
私自身も空手稽古から、空手仲間から、そして道場生から、
どれだけの勇気をいただいたことか。
空手修行の道は厳しいが、人生が豊かになれるものと確信するものである。
師範:七戸康博
《 経歴 》
1961年 青森県旧岩崎村(深浦町)生まれ。中学時代野球部、高校時代空手部所属
1980年 高校卒業とともに上京。極真会館総本部入門(東京池袋)
1981年 初段取得
1988年 大山倍達総裁より極真会館沖縄県支部長に任命される
1993年 五段取得(大山倍達)
1999年 選手生活引退
2004年 七段取得(全日本極真連合会公認)
2006年 全日本極真連合会理事(国際部長)就任
2014年 一般社団法人 国際空手道連盟 極真会館 理事長就任
全日本大会:第16回敢闘賞、第18回5位、第21回8位、第24回・25回4位入賞
全日本ウエイト制重量級:4回優勝、準優勝1回
世界大会:1987年第4回7位、第5回7位、第6回ベスト16
大会は80年の第12回全日本大会に初出場以来、第13回大会を除き96年世界大会まで連続出場。
現在県内に10ヵ所の道場を開設し、後進の指導にあたる。
今後の極真空手の方向性を考える
・全年代ができる空手でなくてはならない(基本・型)
・全年代ができる組手でなくてはならない(組手の基本)
・基本に則った組手でなくてはならない
・道場稽古精神の延長線でなくてはならない(礼節をもった周囲への感謝の気持ち)
・勝負の世界は勝つか負けるかの真剣勝負を念頭に置かなくてはならない
・大会は人を育てるものでなくてはならない
・第一は空手を通して道徳を勉強してもらう
・空手の楽しさ、人との触れ合いの楽しさ、思いやりを身に付けてもらう
・最初に大会ありきという考えは、過った方向に向かう可能性がある